若年層に対するプログラミング教育の推進に4億円を計上
若年層に対するプログラミング教育の推進に4億円を計上 ~総務省 平成29年度概算要求を発表~
総務省が8月31日に発表した平成29年度の概算要求よると、若年層に対するプログラミング教育の推進に4億円を計上していることが分かりました。
「若年層に対するプログラミング教育」という項目を総務省が予算として盛り込んだのは今年度からで、今年度の予算は5億円が計上されています。
これは、2020年からの小学生のプログラミング必修化を見据え、プログラミング教育に取り組む団体や企業等と連携して、自治体等のプログラミング教育の取組を支援するための予算になります。
実際に今年度から若年層に対するプログラミング教育の普及推進活動は始まっていて、7月に全国の11のプログラミング教育の実施モデルが選定されました。現在は実証中で来年の3月には成果発表会が行われる予定です。
この取り組みでは、企業やNPOなどが学校と連携して、クラウドを活用しながら低コストで効果的な実施手法や指導者の育成方法を実証していく内容になっています。
地域の人材育成やプログラミングの教材を開発や、企業側からのノウハウを教育委員会などに導入・支援していくことも期待されています。
また、生産性向上につながるIoT(Internet of Things:パソコン類以外のモノをインターネットに接続すること)、ビッグデータ、AI(人工知能)の活用推進に59.5億円(6項目中3項目が新規事案)を計上していることからも、モノづくりの高度化を目指す戦略的プロジェクト(第 4 次産業革命)へ本格的に注力していくことが伺える予算組みとなっています。
参考資料
平成29年度総務省所管予算 概算要求の概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000436726.pdf