約4割の小学生保護者、「プログラミングの知識で世界が広がる
約4割の小学生保護者、「プログラミングの知識で世界が広がる」 ~株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス調べ~
11月9日、株式会社KADOKAWAと株式会社角川アスキー総合研究所は共同で「子どもライフスタイル調査 2016 秋」を実施しました。 調査の対象は、アスキー・メディアワークスが出版している女の子向けゲーム&キャラクター情報誌『キャラぱふぇ』の読者である女子小学生とその保護者、292名。 プログラミング教育と英語学習についての学習状況や保護者の意識、それぞれの教育に対する期待などを回答しています。
保護者に対して、小学校でのプログラミング教育について尋ねたところ、7割近くが「賛成」しています。このブログで以前紹介した株式会社VSN「子どものプログラミング学習に関する調査」でも半数近くの保護者が小学校でのプログラミング授業は「必要」と回答していることからも、半数以上の保護者がプログラミング教育に対して容認しているといえるでしょう。
また、「賛成」と回答した保護者にその理由を聞くと、「プログラミングの知識で世界が広がる」が40%とトップ。次いで「プログラミングを勉強する過程で、論理的思考力が身につく」「将来、就職に有利になる」の順となっています。
一方、「反対」と回答した保護者の理由としては、約半数が「プログラミングより学習すべき教科があると思うから」としています。続いて「国語や算数などの基礎学習を充実させてほしい」という意見が多くあがりました。
小学生にプログラミングついて聞いてみると、66%の児童が「プログラミングという言葉も知らない」と回答しています。その一方で「既に学習している」「これから学習したい」児童が8%を占めています。
この調査結果は、小学校1・2年生で半数近くの構成となっているので、プログラミングの言葉はまだ聞きなれていない児童が多かったものと考えられます。
しかし生活の中には電化製品など、身近に使っているものの中には必ずといっていいほどプログラミングが組み込まれています。
「これってどうしてこんな動きをするんだろう」「このボタンを押すとなんで光るんだろう」など、子どもと一緒に考えてみたりすることも実はプログラミング教育の根っこの部分だったりするのです。
今回の調査でプログラミング教育を賛成する理由として、「プログラミングの知識で世界が広がる」と回答している保護者が多いということは、プログラミング教育で得た知識をきっかけに関心や興味の幅を広げてほしいと期待を寄せているとも言い換えることができるでしょう。
日常のちょっとした会話で興味を広げたところで、プログラミング教室の冬期講習で実際のプログラミングを体験してみるのもおすすめですよ。
参考資料
子どもライフスタイル調査 2016 秋
株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス調べ
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20161109_j478r.pdf
※文中の図は上記より抜粋・編集したものです。