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12 Jan 2017 | 1 min. (23 words)

母親たちのプログラミング教育意識調査より

小学校のプログラミング教育必修化に向けて 母親たちのプログラミング教育意識調査より

2016年12月、株式会社学研プラスは「子どものプログラミング教育の意識度」に関するアンケートを30~40歳代の子どもを持つ女性約200人を対象に実施しました。

文部科学省は新学習指導要領の中で、2020年度から小学生のプログラミング必修化を発表しています。総務省も2016年7月に全国で11の実証校を選定し、企業や法人団体と協力してプログラミング教育を先行実施しています。

このような流れの中で、お母さんたちはプログラミング教育についてどのくらい知っているのか、またどのように考えているのでしょうか。結果から読み解いていきます。

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2020年からの小学校でのプログラミング教育の必修化を「知らない」と回答した母親が75%にのぼりました。学校で具体的にプログラミング教育の話題があがらないと差し迫った実感としては薄いといったところが現状のようです。

その一方で、教室はイベントなどで子供にプログラミングの体験をさせたいかという問いに対しては、次のような結果となりました。

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半数以上の母親が「学習させてみたい」と回答しています。

他の子どものプログラミングに関する調査(※)でも、プログラミング教育を体験させたいと考えている親の割合は高く、習わせたい習い事ランキングでもランクインするなど高い関心を維持しています。

しかしながら、この意識度調査では、実際にプログラミングの「学習経験あり」と回答したのが0.5%で、多くの親はプログラミングが学習できるイベントや教室があることを「知らない」ために、なかなか最初の一歩が踏み出せていないということも浮き彫りにしています。

企業などではプログラミング教育必修化に向けて、子ども向けの教材が数多く発売されたり、様々な企画が発表されているので時々チェックしてみてはいかがでしょうか。

まだ必修化までに時間がある今だからこそ、ゆとりをもって学びたい気持ちをじわじわと高め、すんなりと学習していける環境づくりを整えてあげることもよいかもしれません。

今回のアンケートではさらに「学ばせてみたい」と回答した母親にその理由も聞いています。

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その結果、「将来的に重要・必須のスキルになりそうだから」「職業の選択肢が増えそうだから」という回答が多くの割合を占めています。

小学生が社会人となる2030年代はあらゆる「モノ」がインターネットに接続する世界(IoT)が現実的になっているであろうという環境のなかにあり、日常生活そのものがまさに大きく変化していくだろうといわれています。

そのような状況から、仕事をするうえでサービスや製品、既存の技術と情報技術が結びつけることはごく普通に行われていくことでしょう。

これからの生活環境が大きく変化するからこそ、小学生からプログラミングを学習して論理的な思考を養っていくことはまさしく、「将来的に重要・必須のスキルになりそう」です。

参考:プログラミング教育に関する調査記事

・小学校でのプログラミング授業、約半数の親が「必要」 https://edu.gramin.jp/post/2016101901/

・~『ケイコとマナブ』2016年 子どもの習い事ランキングより~ https://edu.gramin.jp/post/2016100401/

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