プログラミングの知識は就職に有利?
地域コミュニティーサービスとして提供している不審者情報システム「マチコミ」などの企画・開発・運営をするドリームエリア株式会社は、10月23日、子どもの「ICT教育」に関するアンケートの調査結果を公表しました。
調査対象は、「マチコミ」を利用している保護者で、回答者数は15,740人。そのうちの約6割が小学生の子どもをもつ保護者です。
プログラミング教育の必要性を感じているという回答が4割を占める中で、プログラミングの知識は子どもの就職活動で「優位になる」と考えている保護者は、54.6%と半数を超える結果となりました。
さらに就職に関連したところで、「プログラミングの知識があることで所得が高くなるか」という少し踏み込んだ質問では、全体の6割弱の保護者が「多少優位になる」「とても優位になる」と回答。プログラミングの知識の習得により、将来的な所得の面でも期待をしていることが分かります。
また、習いごととしてプログラミング教室に通わせたいかという問いに対しては、実際に通っている割合が2%と低調な結果ですが、約半数の保護者が「通わせたいと思う」「検討している」「通わせたいがよくわからない」と答えています。
小学校では2020年にプログラミング教育が必修化になることに伴い、子どもにプログラミングを体験・学習させたいと思う一方で、具体的な取り組みには移せていないというのが実情のようです。
他の調査では、プログラミングを学習できるイベントの認知度があり、調査対象者の約4割がプログラミングの体験会やイベントに参加したことがあったりと高い関心が示されている結果もあります。
https://edu.gramin.jp/post/2017082501/
https://edu.gramin.jp/post/2017012001/
プログラミング教育は、教室などでのイベントはもちろん、オンラインでの体験学習、関連書籍や玩具など様々なツールが充実してきて、手軽に楽しむことができるようになってきています。冬休みを利用して、プログラミングの世界の扉を開けてみるのもよいかもしれません。
参考資料
PR TIMES ドリームエリア、子どもの「ICT教育」に関するアンケート調査結果公開。57%の保護者が「子どもにプログラミング知識があると、将来所得が増えると思う」と回答