2018年に話題になった習い事、2019年にさせたい習い事
2018年に話題になった習い事、2019年にさせたい習い事 プログラミング教室が第一位に 2020年の学習指導要領改訂を見据え
~株式会社イー・ラーニング研究所調べ~
インターネットを利用したe-ラーニングに関する様々なコンテンツを提供している株式会社イー・ラーニング研究所は、2018年12月に「2018年 年末年始の子どもの習い事に関するアンケート」を実施し、2019年1月に結果を公表しました。
イー・ラーニング研究所では、2017年より習い事に対する意識を調査しています。(前回の調査では2020年の教育改革に関するアンケートとして実施※1)今回の調査で、親世代が思う「子どもにさせたい習い事」などの実態がみえてきました。
この調査は、全国の子どもがいる20代~50代の親189人を対象に実施しています。
2018年に習わせた習い事では、学習塾とスポーツ系のものが上位を占めました。
2017年にイー・ラーニング研究所が実施した前回アンケートで、「今後取り組むとしたら、具体的に学校以外で何に取り組みたいですか」という問いで、プログラミングが1位という結果だったことを考えると、プログラミング教室を習っている子どもは少しずつですが、着実に増えているようです。
また、2019年に何の習い事をさせたいかという問いに対して、約半数の保護者がプログラミング教室と英会話スクールと回答。同率の1位となりました。
その理由として、「将来のためになると思ったから」がトップ。次いで「2020年の教育改正に向けて」という結果となりました。来年実施される学習指導要領の改正に伴い、今年をその準備に充てたいと考えている親が多いことがうかがえます。
将来、子どもに就いてもらいたい職業を聞くと、「経営者」に次ぎ、「プログラマー・ゲームクリエイター」が2位という結果になりました。2020年から始まるプログラミング教育で培った学びを仕事で活かしてほしいという期待も込められているのかもしれません。
今回の調査でプログラミング教室が習わせたい習い事で1位をとっていることからも、学校と習い事の両面から、プログラミング思考やそのスキルを身に着けてほしいという思いもあることが伺える結果となりました。
いよいよ来年の4月からは新しい学習指導要領での学習がスタートし、小学生はプログラミングの勉強も始まります。
様々な企業がプログラミングを学ぶことができる講座や、商品、ワークショップなどを開発、発売していて、毎日のようにニュースが発信されています。
春休みなどを利用して、子どもに合った学習方法を今のうちから見つけて、少しずつプログラミングに触れてみるのもいいかもしれません。
参考資料
株式会社イー・ラーニング研究所
(※1)今後取り組みたい習い事「プログラミング」がトップ(2017.10.11掲載)